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現場で力を発揮する完全オーダーメイドの階層別研修、これまでにない気づきと成果を実感

株式会社ワキタ 様

https://www.wakita.co.jp/

半世紀以上に渡り『商社』として多角的に事業を展開。多角的な事業を支えるための教育制度として導入時研修とOJTを実施してきた同社。人的資本への投資が注目を集めるなか、ワキタとしての人材開発・人材育成に力を入れるべく、教育を階層別に展開する。効果を最大限に発揮すべく現場のシチュエーションを想起できるオーダーメイド研修を新たに開催。その成果が全社的に広がってきていると実感。

現場で力を発揮する完全オーダーメイドの階層別研修、これまでにない気づきと成果を実感

研修導入までの経緯を教えてください

webで研修を見学させてもらって興味をもち、やってみようということで登場したのが増田さんでした。まず新入社員向けの研修の内容を検討しましたが、増田さんは営業所を訪ねて実際の現場の風景がどんなものなのか確認した上で研修を進めてくださいました。弊社を理解したうえで新入社員向けの研修講師として参加していただき信頼感がうまれました。

これまで当社は社員が講師役として登壇するのが基本でして、年々ブラッシュアップしながら独自の研修を構築していました。その中で、社内講師であるため内容が偏っているのではないか、適切に伝わっていないのではないかと考えることがあり、外部講師を招いて確認してみようという導入でした。増田さんの研修は、我々がやっていた研修と同じテーマでも、角度の違った言葉が数多く出てくるため、聞いている人間にささりやすく、これがプロの講師に依頼する良さなんだと体感することができました。

その新人研修における新入社員の反応であったり評判が非常に良くて、実際に受け入れする私たちからしても良いものだなと思ったので、研修の対象を、新人を教えるインストラクター、マネジメント層の管理職へと徐々に広げていったという流れです。

新人研修における手応えはどのように感じられたのでしょうか

いわゆるインプット型の講義ではなく、いろんなワークを取り入れながらの研修を組んでもらいました。新入社員が仮配属先にいって最初に待ち構えているストレッサーとなるのが「電話対応」と「上司・先輩とのやり取り」になります。ここで戸惑いを持ちながら苦労する新入社員が多かったというのを踏まえ、増田さんのよく言っている「経験前学習」をたくさん行いました。実際に味わう前に、こういうものだっていうことを新入社員が知った状態で仮配属先にいけたということが、新入社員にとって、ものすごく良かったと聞いています。

増田さんがうちの現場の風景を思い浮かべて内容を作り込む。パッケージの研修にはない良さがこういったところに出ているのだと思います。次に依頼したOJTインストラクター向けの研修の際は、自分が受け持つ新入社員を指導した講師だというのを受講者側もわかっているので、普通の研修とはなにか違うというか、実際に新入社員の顔を見ている増田さんの話だから聞ける、という部分もあったと思います。体系的にいろんな階層を知ってもらいながら研修を行なっていただいたというのは、良い面が多かったと思っています。

OJTインストラクター研修においても、これまでとは違う気づきがあったのでしょうか

そうですね。増田さんの方からテクニックのようなものをプラスアルファ加えてもらったことで、指導する際にこれまでとは違った見方を取り入れたり、対応を工夫することができるようになったと聞いています。

テキストの事例にところどころ出てくるキーワードも、当社のなかだけで通用する表現とか、当社のなかでのあるあるだったりとかが出てきます。受けている人間もテキストを読みながら親近感が湧くし、ワキタオリジナルの研修のテキストなんだということが分かります。

はい、同じテキストを使って私がやろうと思えばできるのかもしれませんが、ボキャブラリーの差であったり言い方であったり、受講者に伝わるという点でプロの良さを実感しています。それは新人よりもインストラクターですし、インストラクターよりも管理職ですし、上になればなるほど、外部に依頼するという効果が高くなると思っています。

管理職に向けた研修はどの時点で意識されたのでしょうか

新入社員の反応はもちろん、一番大きかったのはインストラクターに広げた時のアレンジが当社独自のやり方でできたという点です。これだけ臨機応変に内容を考えてくれるなら、その次を依頼していける、となりました。

増田さんと目線は同じだと思っているので、大変さはそこまで感じられませんでした。我々がぼんやりと言ったことも覚えていて、それに対してこういったことでは、とひとまず形にしてくれるので、それをベースにうちだったらこういう考え方になる、こういう方がはまる、などと一緒にアレンジすることができました。ちゃんと進んでいる、ゴールに向かっていくという感覚を常に感じながら一緒に研修をつくっていけました。

よかったですね。普段、研修にほとんど参加しない層が、最後のアンケートで、また受けたいと書いてくれたり、もっとこの内容を聞きたいといったような、能動的に次を求めるコメントが多かったです。それが答えだと思っています。

管理職向けについては、今年1回目がおわったところなので、今後これをどう発展させていくか増田さんに相談しながら、継続的な学びにしていきたいと考えています。また、新たな階層や職種別なども今後できればと思います。

ご実感された完全オーダーメイド研修の良さを教えてください

現場を知っている、新人を知っている、当社をよく理解してくれているから、具体的にイメージしながら研修内容を考えていってくれたと実感しています。要望をバンバン言ったが、よくまとめてくれるな、と感心しました。

会社としてやりたい方向性があって、それが形になっていきました。やりたいことがやれたという感覚を上層部も持っていると思います。会社、受講者、講師が同じベクトルに向いた研修ができているので、もちろん担当者としての満足度も高いです。

会社として人材開発、人材育成に力を入れているという会社としてのメッセージも全社的に広がっているように思います。

それは最初からありました。仕事は、自分たちのマンパワーだけではやれないことばかりです。我々が1番に考えているのは、どれだけ当社のやりたいことや、やるべきことを具体化していただける協力会社様を見つけるかです。常に、当社の思い、考え、方向性というのは、理解していただくように共有しています。増田さんはそれをきちんと返してくれました。当社と同じ内容を他社ではできないと思うし、会社ごとに増田さんがアレンジをくわえていくんだろうと思います。

ワーク以外のインプットの場面では、増田さんの経験談、特に失敗談が中心で進んでいくので非常に聞きやすいです。目線が同じで研修が進んでいくので、この人の言うことなら聞いても良いのかもしれないと思ったり、これと全く同じ経験したことあるなといったことを常に考えながらインプットが進んでいきました。

最近は、ことあるごとに増田さんの顔を思い浮かべます。これはあるあるネタだから事例に使ってもらおうとか、これを増田さんに伝えておけば次のテーマにしてくれるかなといった具合です。

私個人としても、6割、7割ぐらいの出来で、一旦ボールを送ってほしいタイプなのですが、それも分かっていてくれていて、そんなやりとりをしてくれたので、非常にストレスなくスムーズに進めることができました。増田さんといろんな思いを共有しながら形にしていけて良かったと思っています。

研修担当 増田からのメッセージ

ワキタの社風を理解した人には、「ワキタっぽい」という表現が通じるぐらいワキタらしさ、イズムが浸透しています。プライム上場企業で、会社は非常に安定した経営基盤があるのですが、働く人たちは安定に胡坐をかかず、意欲的・積極的・挑戦的であると講師をしながら感じます。

人に興味関心が高いワキタの方々。高い人間力を持った方々が、今までは実践・現場で鍛えてきた能力に、これからは理論が重なっていきます。遠くない未来にワキタの組織力が、より増すとワクワクしながら関わらせていただいております。

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