Project
餅は餅屋。人事のプロに会社の成長を伴走してもらい成長を計る!
株式会社R-JAPAN 様
賃貸か売買のいずれかに特化するのが一般的だとされる不動産業界で、賃貸・売買・管理の3本の柱のバランスを常にとり、経済情勢や時代の変化に左右されない総合不動産を貫く。優秀なプレイヤーが多く活躍されているR-JAPANは、社外人事を委託する人事コンサルを取り入れることで、会社の成長に必要な地盤を固めている。
優秀なプレイヤーが多数在籍され成長を続ける株式会社R-JAPAN様にて、社外人事として、人事コンサルティング業務をお引き受けさせていただいております。今後、会社としてステップアップして行く上で重要となる人事機能を強化するにあたり、外部の知見を入れるため弊社にご依頼いただきました。今回のインタビューでは増田同席のもと、谷社長と専務に現状と行なっている施策や、今後の展望をお伺いしました。
不動産業におられる貴社の人事課題について教えてください
不動産業は少数精鋭で運営しているところが多く、名前だけの役職者が多い業態です。そして、その役職の仕事ができているかというと、そうでないことが多いと感じます。僕らの会社は、成長過程におり、より人を集めていきたいと思っているため、会社での役割定義や必要なスキルを明確にし、人事制度を改定させ、組織として狙った成長ができるように施策を進めています。
──── その1つが管理職研修なのですね
私が目標としているステージに行くためには、自分自身だけのステップアップでは到底不可能です。組織の中核となる管理職の底上げにつながるマネジメント研修を開始し始めました。
増田さんがくる以前の話ですが、管理職であるにも関わらず、部下を育てるのが面倒だと平気で発信してしまうといった状況がありました。当社は未経験者大歓迎と謳っています。にも関わらず、そんな雰囲気を感じさせてしまったら辞めてしまいますよね。その意識改革は急務だったのです。
技術や不動産の知識、お客様との相対する手法といった部分は、過去より手厚くOJTで築き上げてきたので、新入社員や中途社員に対して教育体制があります。ただ指導する側を教えてきた過去がないので、自分たちが教えられてきた、一昔前のやり方で指導していました。今の若い子達に教える中で【教える側・教わる側の双方にズレがある】というのが最近浮き彫りになっていました。「なんか伝わらない」という感覚から次第に、「最近の若いやつらは」と言う考えになり、原因を検証する間もなく離職に至るケースがありました。会社として、教える側を教育するという体制を築いてこなかったと改めて気づいたんです。
管理職研修について詳しく教えてください
管理職研修は定期開催していて、3回目が終わったところです。これまで、自分の感性でマネジメントをしている人が多かったので、改めて増田さんの分かりやすい資料や動画を見ることによって、正しい知識の深い理解と、間違いの認識ができ、新たな発見をしているというのを感じていますね。
これまでマネジメントというものが、管理なのか、育成なのか、なんなのかと、良く分かっていないまま、行き当たりばったりのマネジメントをしていましたが、正しい方法と、普段のマネジメントの違いが分かり、徐々に変わってきたように感じています。社長・専務という立場の私たちが、日々の言動のなかで目的や理念を発信していましたが、増田さんにご協力いただき、正式なものを定めました。この会社としての目的、理念をしっかりと浸透させていくことが役職者の責務だというのも研修などに織り込んでもらっています。
──── 具体的な変化があれば教えてください
そうですね、分かりやすい例で言うと朝礼が変わってきましたね。これまで「おはようございます、今日の予定はこれこれです、いってきます、おつかれさまです」で終わっていたのが、変わったことや成長したことを順に発表したり、「XXさんの〇〇の行動がすごく良かったです」といったことを報告したり、「今こういう課題が出てきてるから皆さんのご意見を聞かせてください」といった発信をする人が出てきました。いろんな部署が自分たちのことを発表して共有する体制になってきているので、そこはすごく良い変化だと実感しています。
そういった動きが出てきているので、いま研修は3回目が終わったところですが、根付かせることが重要だと考え、続けていく予定です。1回聞いただけでは、「すごい良いこと聞いた」で時間と共に忘れるじゃないですか。かといって、同じテーマで毎回同じようなことをやっても飽きてしまう。だから月1のペースでテーマを変えてマネジメント研修を実施しています。今は、知らないとまずいですよ、ということが多くあるから当面は飽きることもないと思いますが、一通りやったあとは、もっと踏み込んで管理職からリクエストが出てきたら良いなとも思っています。今は増田さんの講義を必死に吸収しているという状況です。
意識の変化が見られた今、他に取り組んでいることはありますか
研修で考え方や姿勢が変わってきたら、次はそれを適切に評価する制度が必要になりますので、その準備を始めています。今は、良くも悪くも営業会社なので、売上をあげた人が盛大に讃えられ評価対象となりますが、売上が未達の場合は、周りを引き上げたり模範となる行動をとっていたとしても評価する制度がありません。
そのような状態では、研修でマネジメントを学び会社の成長に貢献してくれる社員がいても、やる気を奪い、周囲に活気をもたらす行動をストップさせてしまいます。もちろん売上も大事ですが、行動にも一定の評価をしていかなくてはいけない、という課題に対し、制度化となると私たちの力だけでは不十分なので増田さんにご協力いただくことにしました。
人事評価制度については1回、2回で終わる話でもないですし、色々提案を作ってもらいながら中長期的に十分に検討し、社内活性化された環境を維持できる制度を目指しています。
──── 意識改革となる研修と、それを維持する制度ということですね
そうですね、正しいマネジメントができなければ、新しい人を採用しても辞めていってしまいますので、研修は急務で進めています。そのうえで、採用に関しても増田さんにご協力いただいています。これまでずっと新卒採用をやっていますが、コロナ前と後でたいぶ状況が違ってきていて、我々中小企業は採用ができなくなってきています。新しい採用手法というか、今までのやり方ではうまくいかないので、採用戦略についても一緒に計画してもらっています。研修、人事制度、採用の3本をメインに増田さんにご協力いただいている状況です。
社外人事で感じられたメリットを教えてください
会社の人事において、外の人をいれてうまくいくケースはそんなに無いと思いますが、うちにはハマりました。社内には、村意識があって外に通用しない常識がうまれています。そういったことに対して、同じく中にいる私たちが何を言っても、変わらないことがほとんですが、外部の人から客観的に見た意見となると見え方も、捉え方も変わってきます。私たちが一生懸命発信しても、また変なこと言ってるよ、と返されてしまい、手に余る時期がありました。
思い切って私たちを挟まず、直接社員と交流を持って客観的な立場で見えてくる部分や相談に乗ってもらえることがあれば、どんどんやってほしいとお願いしました。そしたら増田さん、大阪の事務所はもちろん、沖縄まで行って3店舗ともにひたすらみんなの話を聞いてくる、といったことまでしてくれましたね。
──── 増田に対し、お二方以外からもアクションを起こす環境があるのですね
それは全然OKにしていて、それをうまく活用してる人もいますし、まだ浸透してないのでこれからって人もいると思います。人によってはすごく助かっているようですね。業界に偏っていないアドバイスを出してもらえるし、上司に相談しても無駄だと諦めてしまうようなことでもちょうど良い立場で聞いてくれる存在にもなっているようです。
社内異動で人事の専任が育てば理想だと思いますが、現状では優秀なプレイヤーを人事にすると、現場に穴が開いてしまいます。これまで優秀なプレイヤーが十分に力を発揮できるようにと注力してきてますから、そういった意味では自信があります。そのうえで、会社を大きくしていくにあたり人を育てるマネジメント側の研修も充実させることで、組織としていろんなところに人を安心して配置していける準備をおこなっているところです。
増田を選んだ理由を教えてください
人事・コンサルの営業を受ける機会が多くありますが、私は自分のフィーリングを信じているので、増田さんから「やってくれそうだ」と感じることができたのが大きな理由です。お酒の席での増田さんの歯に衣着せぬ物言いにも、僕たちのためになることを言ってくれそうだなと思いましたね。
──── 実際いかがでしょうか
仕事終わりに食事に行ってざっくばらんに社員たちと話す機会がありますが、増田さんの研修や面談などを通して「やっぱりこうだったんですね」や「この点は間違ってたんですね」など、本人たちから気付きを発してくれます。私が促す形ではなく、本人たちから出てくる言葉だったので、嬉しかったですし、増田さんの言葉が届いているんだと実感しました。
実は私に対しても、経営の至らぬ点があるならズバッと指摘してください、とお願いしています。経営者なので、人から言われることが少ないんです。経営者は言われることも無いし、怒られることもないじゃないですか。でも学びに飢えてる経営者なので、増田さんから率直な意見が聞けると嬉しいですね。外部から見ておられる気付きを遠慮せずに言ってもらっています。
担当増田からのメッセージ
R-JAPANは、まだ組織としての未開発の領域があります。裏返せば、成長の余地が多くあり、社外人事として提案がどんどん溢れてきます。これは、今からR-JAPANに入社する方々であっても、会社の変革に関われるチャンスがあると考えています。懐の深い会社ですので、社員の挑戦を受け入れてくれます。私はその支援を続けます。
社員の皆様と直接かかわる機会が多いため、具体的なイメージを持って支援させていただいている所が有難く、なんとか皆さんと新しいステージに行きたいと身も心もR-JAPANの一員として働けています。
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